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ビタミンAの妊活・妊娠への効果とは?

ビタミンAの妊活・妊娠への働き

ビタミンAも、もちろん妊娠中にも不足しないように注意したいビタミンの一つです。しかしビタミンAは1日の決められた上限量を超すことが続くと、特に胎児に影響が出るリスクが高いと言われています。
妊娠が発覚した時には、もちろんそれら過剰摂取のことも考えて摂取するようにしましょう。つまり妊娠中欠かせないものであり、摂り過ぎに注意しなければならない、ちょっと難しいビタミンなのがビタミンAなのです。

ビタミンAとは

ビタミンAは脂溶性のビタミンの一種です。
動物性食品に含まれるレチノール、レチノイン酸、レチナールの3つの成分がありますが、人の体の中に存在しているのはレチノールです。
また、植物に含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換するカロテノイドで、プロビタミンAとも言われています。必要な分だけ体内でビタミンAに変換されるので、ビタミンAを上手にコントロールしながら摂ることができます。

ビタミンAの働き

ビタミンAの妊活や妊娠に働く効果とは主に以下の通りです。

  • 皮膚や粘膜を健全に保つ
  • 細胞の分化や増殖に関わる
  • ガンなどの病気を予防する
  • 視覚を正常に保つ

皮膚や粘膜を健全に保つ

ビタミンAには、皮膚や粘膜を健全に保つ働きがあります。そのため美しい肌を維持するためにも大切なビタミンです。また、子宮などの粘膜を作くる働きも。粘膜は外敵なら侵入してくるものを阻止する働きもあり、美肌だけでなく体をさまざまなウイルスや細菌から守る働きもあるのです。

そのため妊活中、妊娠中も風邪などから体を守る働きとしても不足に注意したいビタミンです。そして特に妊娠するためには、子宮内の受精卵のベッドのようなものが必要になります。そのため子宮内の粘膜が十分でないと受精卵の着床がなかなかできず妊娠に成功しません。そのためにもビタミンAはとても大切なのです。

細胞の分化や増殖に関わる

ビタミンAは細胞の分化や増殖に関わると言われています。
特に骨・神経系の分化や形成に関わっていると言われているため、妊娠初期にビタミンAが欠乏していると赤ちゃんの発育にも影響が出てきてしまう可能性があります。

ガンなどの病気を予防する

他にも動脈硬化や癌などの重大疾病・生活習慣病を予防する働きもあります。また、粘膜を維持する働きから最近増えている花粉症やアトピー性皮膚炎などの予防にもビタミンAはとても重要な鍵を握っているのです。

視覚を正常に保つ

またビタミンAは夜間の視力を高める働きもあります。
目の網膜にはロドプシンという物質が有りますが、このロドプシンは目から入った光によって分解反応し、脳に伝えてはまた再生するということを繰り返す物質です。このロドプシンの主成分こそビタミンAでできており、そのためロドプシンの再生にはビタミンAが必要なのです。

妊娠のためにはビタミンA不足もダメ

ビタミンAの欠乏は赤ちゃんにも影響します妊娠中のビタミンAの過剰摂取は注意が必要ですが、そのことばかり気にして、ビタミンAの不足になるとまた問題があります。例えば胎児の発達が遅れたり、早産、流産を招くこともあるのです。赤ちゃんの皮膚や粘膜、臓器などの形成にも不可欠なビタミンであり、不足すると形成が不完全になるため不足は注意しなければなりません。そのためにビタミンAの豊富なものも摂取することも大切なのです。

妊娠中に注意したい過剰摂取

大切なビタミンAですが、妊娠初期に過剰摂取が続くと胎児に奇形のリスクが高まると言われています。
具体的な数値としては成人女性の場合1日の摂取量の上限が2,550㎍~3,000㎍と言われており、7,800㎍以上とり続けると奇形児のリスクが高まるという報告があります。

例えばビタミンAが特に多いウナギの場合、鰻丼1人分のビタミンAは約1,500㎍と言われています。これでも上限には届きませんが、鰻丼を毎日続けることは避けたいものです。しかし実際に成人女性の必要摂取量は650㎍となっており、妊娠中の女性は+50㎍とのこと。つまり700㎍程度の摂取が必要であり、上限は2,700㎍とされています。

β-カロテンを上手に利用する

そこで動物性のビタミンAを一日700㎍目標に摂取するようにしましょう。
それでも不足してしまう時はβ-カロテンを上手に利用しましょう。β-カロテンなら体にビタミンAが不足している時のみ、体内でビタミンAに変換され、残った分は排出してしまいます。

緑黄野菜からβ-カロテンを摂取しよう

そんなβ-カロテンは特に緑黄野菜に豊富に含まれています。ポリフェノール豊富で健康にも抜群です。動物性ビタミンAは熱や酸に弱く、逆にβ-カロテンは熱にも酸にも強いのです。わたしたちがよく摂取する野菜ではニンジン、カボチャ、トマトなどの赤みのある緑黄野菜に多く含まれています。

ビタミンAとβ-カロテンをバランス良く

ビタミンAとβ-カロテンを上手に、バランスよく摂取することが大切になります。
ビタミンA食品を避けるとビタミンA不足になってしまいます。そのためビタミンAの多い食品をチェックしておき、それらは食べ過ぎないようにすれば問題ありません。
そして赤身のある緑黄野菜をしっかり意識的に摂る。これでバランス良くビタミンAを摂取することができるはずです。

ビタミンAが多い食品 人参、鶏、豚、牛などのレバーとウナギ、ウナギの肝、鮎、穴子、卵の黄身、マーガリン、バター、生クリーム、チーズなど

これらはビタミンAを摂取するための、とても素晴らしい食品でもあるのです。これらを避けるのではなく、食べ過ぎないようにしましょう。ただし特にウナギとウナギの肝、レバー類は他の食品と比べてビタミンA含有量が非常に高いので、これらは続けて食べたり、大量に食べることは避けるようにしたいものです。

妊活サプリの多くにはビタミンAが配合されている

葉酸以外の栄養素もたくさん入ったタイプが人気妊活に特化したサプリメントの多くにはビタミンAが配合されています。サプリメントで用法用量を守って摂取することで欠乏症にならず、過剰摂取になることもありません。
そのため、妊活サプリなどを上手く利用してビタミンAを適量補うようにしましょう。最近では妊活に人気の葉酸サプリなどにも配合されているタイプが増えています。


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